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番組HPより)
京都、東山山麓にひっそりと佇む古刹・法然院。比叡山へと36の山々が連なる東山は、自然が色濃く残る場所だ。庭園の四季と美しい仏事の光景を織り交ぜながら、驚きと感動に満ちたいのちの繋がりを見つめる。
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京都・法然院の庭や森に息づく生きものたちを一年に渡って見つめた回です。
ひっそりと佇む簡素な寺院の境内には、コケに覆われた庭や小さな池があり、目を凝らして観察すると、さまざまな生きものが息づいていました。
庭を訪れるサンコウチョウ、キビタキ、アオバズクなど鳥たち。池に繁殖のために来たモリアオガエル。コケをすみかに暮らす微生物のクマムシ。参道沿いで美しい白いレースのような笠を広げるキヌガサダケ。
そうした生きものたちが互いに関係しあい、命の連鎖でつながっていて、小さな庭は命が輝く小宇宙のように神秘的なものに感じられました。
また、法然院の裏手には深い森が広がっていて、そこではムササビが暮らしていました。そこで、1匹のメスが子育てをする様子が見られ、親から子へ命をつなぐ姿が感動的でした。