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番組HPより)
今回の舞台は北九州。北九州は5つの都市が合併して誕生。その裏にはどんな物語が?
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福岡県北九州市を訪れ、北九州市誕生の秘密を解き明かした回の前編です。
北九州市は60年前、小倉・門司・若松・戸畑・八幡の5つの大きな都市が合併して誕生したメガタウンで、隣り合う5つの都市が対等に合併して一つになった、世界でもとても稀な合併と言われるそうです。
ひとつひとつの都市を探ると、合併誕生の理由が分かるということで、今回は、小倉と若松を巡りました。
小倉では、江戸時代までさかのぼり、小倉城が鉄壁の守りにしている理由を探りましたが、じつは、もともと北九州は豊前(小倉・門司)と筑前(若松・戸畑・八幡)の2つの国に、きれいに分かれていたということでした。
豊前の細川忠興と筑前の黒田長政は仲が悪かったそうですが、今でもお互いに他の国だという意識があるそうです。そんな真っ二つに分かれていた地域が一つの市になったということで、合併に至るまでいろいろあったことが想像されました。
若松では、江戸時代、筑前・黒田藩が洪水を防ぐために造った人工の川が、明治になって別の目的で使われたことで、それが若松を大きく発展させることにつながったということで、歴史の重なりを感じるお話でした。次回も面白そうです。