NHKさわやか自然百景「富士山西麓 清流と湿原」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
静岡県、富士山西部の山麓になだらかな大地が広がる。そこを流れるのは湧き水を源とした芝川。アマゴやアブラハヤが群れ泳ぐ自然豊かな川だ。また、上流近くの小田貫湿原はトンボの楽園。夏から秋、富士山が生み出した水辺で、懸命に命をつなぐ生きものたちの姿を見つめる。

---
夏から秋、静岡県、富士山西部の山麓の水辺に息づく生きものたちを見つめた回です。

富士山に降った雨は地下水にしみ込んで、伏流水となって水の通しにくい地層を流れ下り、山麓に広がる森のあちこちから噴き出して豊かな水辺をつくっていて、生きものたちを支えていました。


森の中を流れる芝川では、水辺で食べ物を探すセグロセキレイやキセキレイなど鳥たちが、水中では、この川を代表する魚アマゴや、アブラハヤの群れが見られるなど、多くの生きものたちでにぎわっていました。

また、上流近くの大小135の湿原が点在する小田貫湿原は、もう一つの生きものの楽園だそうです。夏の湿原は、約30種確認されるという様々なトンボたちでにぎわい、水中の水草に卵を産みつける様子が見られました。

秋になるとアマゴも繁殖の季節を迎え、体が赤くなったオスがメスに寄り添い、メスが川底の小石の多い場所に産卵して命をつなぐ様子が見られて神秘的でした。
続きを見る >>