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番組HPより)
舞台は温泉地、別府にある“貸間”と呼ばれる宿。宿泊代は格安。かしこまった接客は無し。でも不思議な魅力が人々を引きつける。湯治客に部屋を貸したのが始まりだというが、今ではさまざまな人が訪れる。
どんな思いで貸間に泊まっているのか、訪れる人の声に3日間、耳を傾けた。
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大分・別府にある「貸間(かしま)」と呼ばれる宿を訪れた人々にお話をうかがった回です。
貸間は、ただ部屋を貸すだけの宿で、かしこまった接客は無く、宿泊代は格安だそうです。
10軒ほどの貸間が集まるエリアがあり、そこにさまざまな人が訪れて滞在していました。
ここでは自炊が基本で、調理器具や食器などが揃っているほか、「地獄釜」という温泉の蒸気で蒸し料理が作れる釜があるのが特徴的でした。
中には、3年近く滞在しているという99歳の男性もいて、自分の家のようにくつろいでいました。
妻が病気で湯治に訪れた夫婦は、もともと温泉巡りが趣味だったそうですが、「いろいろな所を巡るのもいいが、1か所でじっくりいい湯を楽しむのが今の自分たちに合っている」「特別なのはいらない」と話して、穏やかに温泉を楽しまれていて印象的でした。