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番組HPより)
東京に暮らす生きものを大調査!運河で数千匹のハゼが水面に浮かぶ異常事態が発生。いったい何が起きているの?さらに東京随一の秘境・青ヶ島で幻の鳥の楽園を追いかける!
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視聴者からの情報をもとに、東京に暮らす生きものを調査したシリーズの第8弾です。
東京の孤島・青ヶ島に暮らす幻の鳥カラスバト、街中の運河に大量に現れたハゼの謎、浅草の小学校の木に巣をつくったミツバチのその後、の3つを調査しました。
このうち、街中を流れる運河に数千匹のハゼが現れる現象は、たくさんのハゼが水面から顔を出す行動が見られましたが、研究者によるとこれは、ハゼがSOSを出している状況だということです。
ハゼはふつうは浅瀬の海の底で暮らすそうですが、東京湾の開発が進み、浅瀬の多くが埋め立てられて、生息域が海の深い場所になり、そうなると海の底まで酸素が届かなくなるそうです。
このため、ハゼたちは酸素を求めて、運河の水面から口を出して呼吸をしているということでした。
このままではハゼの生息地がなくなり数が減少するということですが、一方で、従来と違った行動をするハゼが現れていることが確認されていて、生き残る可能性があるそうで、何とか今の環境に適応しようとするハゼのたくましさを感じました。