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番組HPより)
江戸時代のおかげ参りで知られる伊勢。建物のおかげ、人とのつながりのおかげでひらけた人生とは。
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古民家カフェ巡りをしている主人公が、三重県伊勢市にあるカフェを訪れた回です。
江戸時代、伊勢神宮に参拝することを「おかげ参り」と呼んでブームに。全国からの参拝者を伊勢の人々がもてなしたということです。
そんなことから今回のカフェは、「おかげ」がキーワードになっていました。カフェは、勢田川沿いの河崎エリアという地区にあり、趣きのある2階建ての木造建築でした。
店内を見て回っていた主人公は、この建物は典型的な商家のつくりなどから、元問屋だったのでは?と予想。お話をうかがうと、築140年の元飼料問屋だったということで、見事に当たりました。
この河崎エリアは、勢田川の水分のおかげで繁栄した地区だそうです。蔵が立ち並び、米などの物資を送り出し、「伊勢の台所」としておかげ参りを支えてきたということです。
しかし、1970年代に水害で勢田川が氾濫。多くの古い建物や蔵が取り壊されたということです。
そんな中、残された建物や蔵の保存活動を始めた人々のおかげで、この元飼料問屋の建物は保全・活用され、2017年にカフェとしてオープンしたということです。
いろいろな「おかげ」がつながって営まれているカフェでした。