(
番組HPより)
2回にわたって江戸時代の大名屋敷の跡地をめぐるブラタモリ。前半では井伊家の大名屋敷跡をめぐりながら旅のお題「大名屋敷は東京に何を残したか」を探る。
---
東京で大名屋敷の跡地を巡りながらお題を解き明かした2週にわたる旅の前半です。
江戸時代、江戸の町の5割は大名屋敷で、東京の街は大名屋敷の跡地だらけだということです。
番組では、彦根藩・井伊家の屋敷跡があった永田町の国会前庭を訪れて、この土地がどのような変遷をたどったのか探りました。
ここにあった井伊家の屋敷は、上屋敷と呼ばれる仕事の拠点となった主要な屋敷の一つだったそうです。江戸城に近く、高台の見渡せる位置にある一等地で、井伊家はここで防衛のかなめを担っていたそうで、井伊家に対する徳川の信頼の厚さがうかがえました。
現在、この敷地内には、日本の標高の基準となる「水準原点」が保管されていました。ここに水準原点が置かれた理由には、明治時代、旧日本軍の参謀本部が置かれ、国土の情報は敵に知られてはならない最高機密だったためということです。
国会議事堂や首相官邸も、もとは大名屋敷があった場所だったそうで、大名屋敷がさまざまな変遷をたどって今の東京の街が形づくられていることを知りました。