(番組HPより)
江戸時代の後半、門外不出とされた日本地図があった。それを狙うのが、あのシーボルト。一枚の地図が紡ぐ物語。
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江戸時代の後半に伊能忠敬、間宮林蔵らによって作られた正確な日本地図、大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)を巡る物語をひも解いた回です。
ある目的のため正確な日本地図が必要となり、国家プロジェクトで作られた幕府の最高機密の地図だったということです。
その頃、日本の長崎にやって来たのがドイツ人のシーボルトで、医師として働き、塾も開きますが、実はある国から特命を受けた裏の顔をもつ人物で、正確な日本地図があることを知り、入手しようと考えたそうです。長崎から出ることも許されない中、江戸城に厳重に管理されているその地図を入手しようとする困難なミッションで、その顛末がドラマチックでした。
その後、地図を足がかりに時代は大きく動いていくこととなり、歴史の変遷の影に一枚の地図があったことを知りました。また、シーボルトが幕末の歴史に深い関わりがあったことを知り、日本に愛着を感じていたというその人物像や魅力に触れました。