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番組HPより)
エジプト大ピラミッドの永遠の謎は解けるのか?2年に及ぶ調査の結果、大ピラミッド内部に未知の巨大空間を発見!世界の注目を浴びた。番組ではピラミッドに秘められた壮大なロマンを紹介しながら考古学最大の謎に挑む日本の研究者たちの奮闘を描き、世紀の発見を成し遂げた透視調査の全容に迫る。
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2018年放送の再放送を視聴。
エジプト・クフ王の大ピラミッドを最新技術を使って調査し、未知の空間の発見に挑んだプロジェクトの全容をまとめた番組です。
プロジェクトには各国の研究者たちが加わり、その中で日本の2つの研究調査チーム、名古屋大学と高エネルギー加速器研究機構が、ミューオンという素粒子を使ってピラミッドを壊さずに内部を透視することで、未知の部屋を発見しようとしました。
名古屋大が若い研究チームである一方、高エネ研はベテランチームで、それぞれ独自の方法で分かれて調査し、あえて途中経過をお互い伝えないようにしていて、ちょっとライバル関係のような感じで調査が進んでいたのが面白いと思いました。
2チームが調査の結果、「王の間」につながる大回廊の近くに、もう一つ通路状の空間があることを新たに見つけ、それが最終的に未知の巨大空間を発見することにつながって大きな成果でした。その未知の巨大空間は、「王の間」の1.3倍の大きさで、王の間より上の高さ60mの場所にあり、重要な部屋の可能性が想像されてわくわくしました。
現在、巨大空間の中がどうなっているのか、最新技術を駆使して撮影しようとする試みが続けられているそうです。これまでクフ王のピラミッド内で見つかった部屋は、未盗掘のまま発見されたことがなく、今回の巨大空間が未盗掘だった場合、世紀の大発見になるということで、今後の調査に期待が高まります。