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番組HPより)
新潟県の沖合、日本海に浮かぶ粟島。夏、島の周りの海には対馬海流に乗ってたくさんの魚がやってくる。そうした魚を狙うのは繁殖の季節を迎えた海鳥たち。日本海の恵みと独特の地形がつくる海鳥の楽園を訪ねる。
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夏、新潟県の粟島に息づく生きものたちを見つめた回です。
日本海に浮かぶ小さな島で、複雑に入り組んだ地形をしていました。
夏、対馬海流に乗ってやって来るたくさんの魚を狙って、ウミネコやウミウなど海鳥たちが集まってくるそうです。海岸の険しい地形は、子育ての格好の場所になっているということでした。
また、オオミズナギドリの日本有数の繁殖地になっているそうです。
海岸の崖の斜面に穴を掘って巣穴をつくり、生むのは卵1個だけで、その1個を夫婦で交代しながら温め続けていました。後日、1つの巣穴をのぞいてみると、無事に卵からかえったフワフワのヒナがいて可愛らしかったです。
島内の沢の水辺には、島の固有種のアワシマケマイマイや、一部の限られた場所だけに住むエムラマイマイというカタツムリの仲間が生息していて、鳥たちのほか、こうした珍しい生きものがひっそりと命をつないでいる大切な島に思われました。