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番組HPより)
江戸の天才、平賀源内。森羅万象の謎に挑む学問「本草学」に魅せられた男の縦横無尽の活躍のヒミツを徹底調査。
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平賀源内を調査した回です。
発明家、小説家、イラストレーター、薬剤師、起業家など、マルチな才脳を発揮した江戸の天才だそうです。
そんなマルチな活躍ができた大元には、「本草学」という学問があったということです。本草学は、自然界に存在するあらゆるものを研究することで、源内は植物や動物、魚介類、虫など様々なものを観察し、百科事典のように記録していたそうです。
源内は、高松藩で地位の低い下級武士の子として生まれ、周りから見下されていたことから、自分の立身出世のため、本草学に取り組んだそうです。しかし、洋書の購入や、全国での調査の旅費など、研究には莫大な費用がかかったため、小説を執筆したり、高級ぐしを制作したりしてお金を稼ぐようになったということです。
本草学の研究により、語学力、観察力、文章表現力、全国の地理の知識が養われたことで、そうした幅広い分野での活躍につながったということでした。
マルチな才能で有名にはなったものの、本草学者としては大成しなかったそうですが、身分や知識の垣根を取り払い、時代を先取りしたさまざまなものを江戸の世にもたらした人物でした。