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番組HPより)
京都府南部に広がる田園地帯。巨椋池という巨大な池の跡で、干拓によって田畑に変わった。そこは生きものの宝庫。ケリやタマシギが人の営みの近くで懸命に子育てを行う。
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京都府南部の巨椋池(おぐらいけ)跡の田畑に息づく生きものたちを見つめた回です。
巨椋池は、約80年前まであった巨大な池で、干拓によって田畑に変わったということです。
生き物の宝庫で、5月、トラクターで田起こしが行われると、掘り起こされた土にいる虫やミミズを目当てに、ムクドリやアマサギなど多くの鳥がトラクターの周りに集まってきて、人のすぐ近くで生活する鳥たちの姿がありました。
また、チドリの仲間、ケリが、田んぼに巣を作って子育てする様子が見られました。毎年30~40羽のケリが、ここを好んで繁殖しているそうです。ケリは、田んぼに水が入る前の4月に卵を産み、6月の田植えの水が入るまでに卵はふ化しヒナが巣立つことができるため、ここは安全に子育てできる恰好の環境になっているということです。
中には、田植えを終えた後、まだ水田に浮かぶ巣で卵を抱いているケリがいましたが、農家の心遣いで巣をよけて稲が植えられていて微笑ましかったです。