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番組HPより)
奈良・吉野。桜の季節にはおよそ40万人が訪れる言わずと知れた花の名所はどう生まれたのか?タモリさんがブラブラ歩いて解き明かす。
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奈良県の吉野を訪れ、桜の名所がどのように生まれたのか解き明かした回です。
春、山全体が桜一色に染まる一目千本の景色で知られますが、3万本ものヤマザクラが植えられていて、日本一ヤマザクラが咲く場所だということです。
その始まりは、吉野山にある金峯山寺(きんぷさんじ)を開いた修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が、この寺のご本尊・蔵王権現を桜の木に彫刻したとされ、吉野山では桜が特別大切にされるようになったということです。
人々は桜の苗木をお供えとして植える献木をするようになり、平安時代に始まった献木は江戸時代に盛んに行われ、吉野山は桜でいっぱいになったということです。
ヤマザクラの寿命は70~100年で、今は3人いる桜守が、毎年新しい苗木を植えるなどして、吉野山の桜全体を世話をしているということでした。
タモリさんたちが訪れたときは満開から2週間ほど後で、山肌がピンク色から緑に変わっている範囲が多くて、「満開のときに来たかった」と何度か言われて残念そうでした。