夢の「フェラーリレッド」で山道を疾走 ボスニアの熱狂的F1ファン
AFPBB news
フォーミュラワン(F1)のきらびやかな世界。そこから遠く離れたボスニア・ヘルツェゴビナの山道で、ヒムツォ・ベガノビッチさん(36)は速さへの憧れを形にしているそうです。
ボスニア北西部の町クリュチにある自宅の前で、「フェラーリレッド」のレーシングマシンのレプリカを調整しながら、機械工のベガノビッチさんは「昔からF1カーを所有したかった。家の前に置いて、スピンしてみたかった」と語ります。
ベガノビッチさんのマシンは、昨年に首都サラエボで別の熱烈なファンから購入したもの。完成に2年を要したそのマシンは、金属板を組み合わせて造った単なるレプリカ。
それでもベガノビッチさんは、限られた手段を使って少しずつマシンを改良していければと考えているそうです。現在はボディーに丹念に手を加えているところですが、いずれエンジンやタイヤの交換、あるいは自動変速機の搭載もしたいと思っているそうです。