進化重ねる赤色灯、10月から「ホタル」の光導入　聴覚障害者に配慮
朝日新聞

緊急走行中とパトロール中とで光り方が変わる新型のパトカーの赤色灯が１０月から各地で導入されるそうです。

これまでに聴覚障害者らから、緊急時かどうかが見た目で判断できないと、改善を望む声が出ていたといいます。

２５日には東京・霞が関で、警察庁が新型のパトカーの赤色灯を報道陣に公開。

従来の赤色灯は、緊急走行時とパトロール時のどちらも、０.５秒間隔でチカチカと光るのに対し、新型はパトロール時のみ２秒周期でぼんやりと発光する。「ホタル」と呼ばれる光り方で、緊急走行時と区別できるようにしたといいます。

これまで警察は緊急走行時にサイレンを鳴らすことでパトロール時と区別していました。しかし、聴覚障害者は音で判断できないため、運転中に赤色灯が光るパトカーが後ろから近づくたびに、路肩に車を寄せることを余儀なくされていたといいます。