珍しい信号機「UFO」3基が仙台から撤去、なぜこんな形になったのか…四方に赤や緑の光放つ 読売新聞
住宅街の宙に浮かび、四方に赤や緑の光を放つ姿から、「UFO」と呼ばれていた全国的にも珍しい信号機3基が、仙台市内から撤去されたそうです。
設置から40年が過ぎ、老朽化が進み、メンテナンスも難しくなったといいます。長年親しんできた地元住民からは惜しむ声も上がっているそうです。
正式名称は「懸垂型交通信号機」。1・5メートル四方の外側に車両用、内側には歩行者用の信号が取り付けられ、交差点の高さ5メートルほどからつり下げられているといいます。
名古屋電機工業(愛知県あま市)が開発し、1975年に名古屋市中区大須の交差点に第1号を設置。愛知や宮城のほか、群馬など全国で十数機は設置されたといいます。
しかし同社は信号機の製造から撤退し、機材の交換はできなくなったといいます。UFO型は白熱電球ですが、寿命が長い発光ダイオード(LED)を使用した信号機への切り替えも進み、徐々に撤去されたといいます。