福岡発 カバ印アイスキャンデー 年間80万本、原料に果実どっさり
毎日新聞
カバのイラストが目印の懐かしさいっぱいのアイスキャンデー。
福岡県柳川市の農家が届ける涼やかな夏の味は、昭和レトロブームにも乗って全国区の人気を誇るそうです。
キャンデーはマンゴーやあまおうなどフルーツを中心に7種類の味が基本のラインアップ。「ソーダ以外、香料や着色料は使っておらず、原料の果物もどっさり入れる」。そう胸を張るのは製造・販売する「椛島(かばしま)氷菓」の椛島一晴さん(63)。
椛島さんは同市内で農園「杏里ファーム」を経営。もともと米とい草を作っていた農場で、2005年からドラゴンフルーツやマンゴーといった南国フルーツの栽培を手掛け、翌06年に日持ちするジェラートの製造・販売を始めたといいます。
ほどなくして「子どもが買えるものを」と考えたのが、手ごろな値段の棒アイス。11年から商品名を昭和レトロ感のある「キャンデー」にしたといいます。