地蔵の顔にあんこ塗りたくり 330年続く小さな奇祭(動画)

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地蔵の顔にあんこ塗りたくり 330年続く小さな奇祭、その由来は
毎日新聞

お地蔵さんの口元に大量のあんこを塗りたくり、最後は顔の下半分が真っ黒に――。福島県新地町で、こんなユニークな夏祭りがあるそうです。

海と山に挟まれ、田んぼの広がる新地町小川地区。
二羽渡(にわたり)神社の境内に、土台を含めると高さ約2メートルもの「あんこ地蔵」がまつられるそうです。

あんこ塗りは、江戸時代に同町小川に住んだ和尚「家山(かさん)」をしのぶ供養祭で、あんこは和尚の大好物だったといいます。

毎年、夕方の盆踊りとセットで行われ、家山のイラストが書かれたあんこ餅を地域の人らで味わうそうです。

あんこを地蔵の顔に塗り始めた詳細な経緯は不明だそうですが、あんこもちを作って半分を地蔵に供え、残りの半分を食べると子どもの湿疹が治るという評判が広がった――という逸話もあるといいます。
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