秋の景色に溶け込む生活の足 橋を行き交い JR日田彦山線・BRT
毎日新聞
2017年7月の九州北部豪雨で被災し不通となっていた福岡県と大分県をまたぐJR日田彦山線の一部区間は、バス高速輸送システム(BRT)を導入した新路線「ひこぼしライン」にかたちを変え、8月末に開業したそうです。
通学など地域住民の生活の足としての期待を背負って走る姿は、沿線で深まる秋の景色に溶け込み始めています。
福岡県東峰村にある「宝珠山橋梁(きょうりょう)」は、近代土木遺産に指定され、「めがね橋」の愛称で親しまれてきたといいます。
山あいにたたずむ橋梁の上を列車が走る様子は写真愛好家ら見物客に親しまれてきましたが、BRT転換に伴い枕木やレールは撤去され、舗装されてバス専用道路となったといいます。
存在感のある橋梁は健在ですが、列車の姿はなく、装い新たに色とりどりのバスが行き交っています。