鴨川に現れた一瞬の芸術 「ロックバランシング」の魅力とは
産経ニュース
せせらぎと鳥のさえずりが響く京都・鴨川で毎週末のひととき、大小さまざまな石を積み上げてできた造形物が現れる――。
「ロックバランシング」と呼ばれる芸術作品。
「わずかな奇跡の瞬間を大切にしたい」。制作者の人生観が重なった作品は見るものの心をつかみ、ひそやかな人気を集めているそうです。
鴨川の上流にある三角州、通称「鴨川デルタ」で早朝、今にも崩れそうな状態で支え合う石にそっと積み上げていく黒のベレー帽姿の男性。京都市左京区の池西大輔さん(47)は、「花は散るから美しい。一瞬しかない奇跡を楽しみたい」と話しています。