基地化進む馬毛島のマゲシカ 「存続困難」と専門家懸念
朝日新聞
鹿児島県西之表市の無人島馬毛島で、米軍の訓練移転に伴う自衛隊基地整備計画が進めば、島にすむマゲシカが絶滅する可能性が高まるとの指摘が日本哺乳類学会から出ているといいます。
研究者による3月の現地調査では、過去の開発の影響でマゲシカが厳しい生息環境に置かれ続けている状況がわかり、専門家は十分な保全策をとるよう求めているそうです。
マゲシカは環境省のレッドリストで、「馬毛島のニホンジカ」として「絶滅のおそれのある地域個体群」に分類されているといいます。