国内最古級のアルバム、横浜開港資料館へ 英写真家が幕末期撮影
毎日新聞 動画: 産経ニュース
横浜開港資料館(横浜市中区)は1月31日、英国籍の写真家、フェリーチェ・ベアトが撮影した幕末期の横浜市の風景写真などを集めたアルバムの寄託を受けたと発表したそうです。
アルバムはロンドンの日本協会が旧蔵していたもので昨年発見された。1863年に横浜で作成されたとみられる国内最古級のアルバムで、160年ぶりに横浜への「里帰り」を果たした形です。
台紙42枚に掲載されているのは38枚の写真。野毛から見た横浜の風景を写したパノラマ写真や運河など当時の居留地の様子を写した写真のほか、高徳院の大仏など江戸や鎌倉などの様子を撮影したものもあるといいます。同年に起きた薩英戦争前後に行われた英米仏の公使や軍関係者らの会談の際の集合写真や、来日していた英国の画家・ワーグマンが描いた水彩画の写真もあるといいます。