沙羅の花、はかなく白く 京都・東林院
産経ニュース
「平家物語」で諸行無常を示すものとして登場する「沙羅双樹」。
沙羅双樹の寺として知られる妙心寺東林院(京都市右京区)では15日、「沙羅の花を愛でる会」が始まったそうです。
沙羅は、ナツツバキの別名。
同院では、本堂前庭に十数本植えられ、毎年、梅雨の時期に白い椿のような花を咲かせますが、雨に打たれるとすぐに散ってしまうといいます。
庭の青苔にかれんな白い花々が散り落ちたさまが、はかなさを醸し出し、訪れた人たちは落花を愛で風情を感じている様子です。