厳しい冬を耐える寒立馬 積雪を脚でかき分け草をはむ 青森
毎日新聞
青森県東通村の尻屋崎で、野外に放牧されている寒立馬(かんだちめ)が、風雪に耐えながら厳しい冬を過ごしているそうです。
寒立馬は南部馬を祖先とし、農耕用に改良された馬で、寒さにも強いといいます。春から秋にかけては尻屋崎公園ビジターセンター周辺で放牧されていますが、冬場の4カ月は、防風林に囲まれた「アタカ」と呼ばれる放牧地に移るといいます。
村によると、今冬は11頭が越冬。約20センチの積雪を脚でかき分けながら草をはんでいたそうです。人に慣れた馬が多いそうですが、村では、背後から接近したり、餌を与えたりしないよう呼びかけています。