アフガン郷土料理「ティーポット入り」ラムシチュー
AFPBB News
アフガニスタンの首都カブールのとあるレストランでは、羊肉の塊と脂肪を詰め込んだ約200個のティーポットを粘土製のストーブに置き、何時間もかけて煮込んでいるそうです。
シェフのワヒードさん(45)は「チャイナキ」と呼ばれるラムシチューを極めた最後の職人とされる一人。料理の名は、煮込む時に使うティーポット(現地語で「チャイナック」)に由来するといいます。
塩とレンズ豆を加えた上からトマト色のソースを注ぎ、秘伝のスパイスで味を調えるといいます。
5時間かけて完成したシチューは皿に注がれ、無発酵のアフガニスタンのパンと緑茶とセットで供されます。1人前200アフガニ(約320円)。
多くの客は店内の台に座り、あぐらをかいて食べているそうです。
長年やってきた質素な店にはこの国の著名人や政治家、そして数少ない外国人たちも訪れるそうです。