森林に二つの「ミステリーサークル」なぜ? 宮崎・日南
朝日新聞
宮崎県日南市の森林にある不思議な二つの円形模様が、「ミステリーサークル」と話題になっているそうです。
管理する林野庁・宮崎南部森林管理署によると、これは地元特産「飫肥(おび)杉」の成長を調べる試験林。植えたのが1974年。
住宅建材用の杉に適した植栽密度と成長の関係を調べる狙いがあり、観察しやすい同心円状に植林。36本の木で一つの円をつくり、円の外側ほど間隔をあけてあるといいます。
その結果、外側の杉ほど高く成長。中心に一番近い杉の高さが約15mに対し、最も外側の杉は約20mに育ったといいます。
試験林は、試験開始から約50年の23年度に伐採する予定でしたが、管理署は珍しい現象の観察を続け、観光資源としても残すことにしたそうです。