硫黄島で噴石伴う噴火 数分に1度、20m噴き上げ
毎日新聞
小笠原諸島の硫黄島で30日、噴石を伴った噴火が起きたことが、上空から確認されたそうです。専門家によると、マグマと海水が接触したことに伴うマグマ水蒸気爆発とみられるといいます。
噴火場所は硫黄島の南側に位置する翁浜の沖合約1キロ地点。
数分に1度の頻度で、火山灰と海水の混合物が約20~30メートルの高さまで激しく噴き上がっていたといいます。黒い噴石も確認され、噴火口からは軽石が流れ出し、島の反対側まで連なるように流れていたそうです。
今回の噴火口の近くには、黒い「島」のようなものができていたといいます。東京大地震研究所の前野深准教授は、「硫黄島を隆起させているマグマが蓄積され、その一部が表に出てきた可能性がある」と話しています。