震災で失われた風景 元住民が見た80年前の貞山堀
朝日新聞
伊達政宗に由来し、宮城県沿岸部を結ぶ貞山堀(ていざんぼり、貞山運河)を撮影した戦前の映像が同新聞社で見つかり紹介しています。
現在の仙台市宮城野区蒲生周辺に当たり、1940年前後の人々の暮らしの一端が映し出されており、東日本大震災で失われた風景が記録されています。
映像は2分弱。松林が広がる中、かやぶきの民家が見え、刈りとった稲を積み上げた「にお」が並んでいます。
途中、木の橋には幼子をおぶった少女らの姿も見られます。
藩政時代に米を荷揚げし、米蔵が置かれた「舟溜り」も川港として紹介され、護岸の石積みや小型船がとまっている様子が映っています。