「青い地球」撮影に成功していた 8年前、高校生が気球で打ち上げたカメラ見つかる 毎日新聞
長野県の高校生が8年前、ゴム気球に乗せて高度3万2000メートルの成層圏へ飛ばし、行方不明になっていたカメラが11月に埼玉県ときがわ町の山中で発見されたそうです。カメラには地球の映像が残されており、卒業生らは「地球は青く、とても奇麗でした」と感動しているそうです。
当時の長野県立飯田工業高校の3年生8人が授業の一環として挑戦。
カメラ2台とGPSを搭載したスマートフォンを気球に設置し、福井県永平寺町から空へと飛ばしたといいます。
成層圏に到達後に破裂し、パラシュートで落下させる計画でしたが、高度1000メートル付近で電波が届かなくなり、位置が分からなくなったそうです。後日、捜索しましたが見つからず、生徒らは卒業していったといいます。
8年後、ときがわ町の森で作業していた間伐業の男性が、森の上を見上げたところ、地上15メートルほどの位置にパラシュートと箱のようなものを発見。回収すると、箱に授業を担当していた教諭の連絡先が書いてあり、卒業生らへ渡ったそうです。