明治から続く「ちからーもちぃー」 きょうも秘境駅で
朝日新聞
1箱も売れない日もある。それでも立ち続ける――。
山形県米沢市のJR奥羽線・峠駅。
そのホームでは、大福「峠の力餅」が立ち売りで売られているそうです。
「峠の力餅」は、駅前の「峠の茶屋」が明治から作っているこしあんの大福。8個1千円。甘さ控えめで、餅はよく伸びるそうです。
今年、駅は開業120年。
118年続く立ち売りは、小杉大典さんが5代目。
「ちからーもちぃー、峠名物、ちからーもちぃー」
はっぴをまとい、昔ながらの木箱を抱えた小杉さんが低い声を張り上げ、立ち売りを続けています。