盛岡市にある報恩寺の羅漢堂。499体の仏像が埋め尽くしている
朝日新聞
岩手県盛岡市名須川町、報恩寺(ほうおんじ)の羅漢堂を紹介しています。
来訪者の心を見透かすように、周囲の壁をぐるりと埋め尽くしているのは、「五百羅漢」と呼ばれる仏像。
1731年(享保16年)から4年間かけて、9人の仏師によって京都で作られ、当初は500体が納められましたが、現在は499体が残っているといいます。
羅漢とは悟りを得た聖者を意味し、「五百」とは数と同時に「多数」を表すといいます。
木彫の上に漆が塗られ、金箔(きんぱく)で仕上げられた仏像たちは、実に様々な表情を見せています。