蕪村が書き写した「奥の細道」発見 5作品目、芭蕉を敬愛
共同通信
京都国立博物館(京都市)は13日、江戸時代の俳人与謝蕪村(1716~83年)が、敬愛していた俳人松尾芭蕉(1644~94年)の紀行「奥の細道」の全文を書き写し、挿絵を添えた図巻を見つけたと発表したそうです。
与謝蕪村による同種の作品はこれまでに4つが見つかっており、今回の発見は5作品目で、1777年の制作。
見つかった図巻は長さ約18メートルで、全文の書写のほか、芭蕉が東北や北陸などを旅する様子を九つの挿絵で表現しているといいます。