軍艦島、鉄筋コンクリアパートの一部崩落 強風や大雨で
朝日新聞
世界遺産、長崎市の端島(はしま、軍艦島)で、国内最古の鉄筋コンクリート造りアパート「30号棟」の一部が強風や大雨で大きく崩れているといいます。
軍艦島は、明治時代から海底炭鉱で栄えましたが、島は1974年の炭鉱閉山で無人になり、大正~昭和初期に建てられた建物は劣化が進んでいるといいます。高層住宅が並ぶ島影が軍艦に似ていることから、この呼び名がついたと言われます。
市によると、30号棟は、3月下旬に強風で南側が一部崩れ、6月中旬の大雨で崩落部分が拡大したとのこと。
市は保存方法を模索していますが、「崩落の危険があるため建物内部に立ち入ることができず、修復・保全工事が難しい」と話しているといいます。