ウィンブルドンの奇跡 772位、街のコーチが初戦突破
朝日新聞デジタル
テニスのウィンブルドン選手権で、無名の英国選手が起こした奇跡が、注目を集めているそうです。
世界ランキング772位のマーカス・ウィリス選手(25歳)。
今季これまでシングルスで稼いだ賞金はわずか292ドル(約3万円)。
この金額で生活は成り立たないため、ロンドンのテニスクラブで老若男女に教えるコーチを本業としています。
ウィンブルドンに出場できるのは、世界のプロテニス選手の中で128人。
772位のウィリス選手は、予備予選から6試合を勝ち上がって本戦に出場すると、1回戦では54位の選手に勝利し、観客を沸かせました。
2回戦は6月29日、ウィンブルドンを7度制したロジャー・フェデラーと対戦。用意される舞台はセンターコート。
ウィリス選手は「夢がかなう。小さい頃からの夢だった大きなコートに立てるなんて」と話しています。