ラクダと荒野を行く、パキスタンの国勢調査員
AFPBB News
パキスタン西部の地平線からバルチスタン州中部に、ラクダに乗ってやってきたのは国政調査員。木造の質素な家々が立つ集落を見つけ、部族民の集計を取る、国勢調査の始まりです。
道路も電気もない、テレビ電波さえ届かない名もない集落。
調査チームは、都市や町をバイクで一軒一軒回るそうです。
しかし、バルチスタン州の人里離れた場所では、コンクリートの道路は未舗装の岩だらけの道になり、しまいには岩石地の荒野へと続き、道はなくなってしまうといいます。
このため、ラクダが国勢調査を終わらせるための唯一の手段になっているそうです。
交通手段はローテクだが、今年から紙ではなくタブレットが使われるようになったそうです。