瀬戸内海のウサギの島 広島・大久野島(動画)

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「ウサギ島」コロナ異変 野生種半減の真相
産経ニュース

「ウサギの島」として有名な大久野島(広島県竹原市)のウサギたち。
島を所管する環境省によると、平成30年の調査では900匹以上確認できていたウサギが、昨年は500~600匹と激減したとのこと。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、餌やりにくる観光客が減ったことが大きいようだといいます。

ただ、ウサギが減ったといっても、ばたばたと餓死した様子はうかがえないとのこと。環境省の職員は「草木を求めて山の中などに生息域を移した可能性もある」と話しています。

一方、千匹はいたというピーク時の状態は、必ずしもウサギにとっては良い状態ではなかったそうです。見た目はかわいいが縄張り意識が強くて、気性が荒く相手が死ぬまでけんかをする個体もいるといいます。

今後の対応策については、関係機関の協議や市民とのワークショップの開催なども検討されているそうです。ウサギにとって良い状態とは何か、ということも含め、突然のウサギの個体数の減少は、あらためて島のあり方を考える機会にもなったようだといいます。
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