「発生から72時間」は、災害時に生存率が急激に下がる分岐点といわれています。読売新聞が解説をしています。
72時間が注目されたのは1995年の阪神大震災だといいます。
国土交通省の資料に基づく下のグラフは、震災発生からの「日数」と「発見された生存者数」の関係を表したものです。
72時間以降は生存者がほとんどいなくなっており、これは、建物に閉じこめられた被災者が脱水症状や低体温症などで衰弱し、72時間を境に力尽きたとみられています。
ただ、72時間を超えて救出された例もあり、昨年4月のネパールの大地震では、15歳の少年が120時間ぶりに救出されたそうです。