「命の恩人」であり「唯一の形見」だから 私は被災ビルを残した(動画)

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「命の恩人」であり「唯一の形見」だから 私は被災ビルを残した
毎日新聞  

東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市。
大規模なかさ上げ工事により被災前の面影が消えた市中心部から望める場所に、津波の痕跡を残す古びたビルがたたずんでいるそうです。

このビルで命を救われた包装資材販売業、米沢祐一さん(56)が震災遺構として保存。その経験を語り継いでいるといいます。

2011年3月11日、米沢さんは高さ約14メートルの自社ビル「米沢商会ビル」最上部にある煙突にしがみつき、津波から身を守ったといいます。ビルを「唯一の形見」「命の恩人」と感じて保存を決断。公的支援は受けず、自費で管理しているそうです。
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