かつてのG1馬の穏やかな日々 引退馬救う里親制度
朝日新聞
引退した競走馬が処分されないように救いたい――。
たとえ「全頭救えないと意味がない」と言われても、地道に挑戦を続け、いま活動の輪が全国に広がっているといいます。
競走馬の8割が生まれる北海道日高地方は「競走馬のふるさと」と言われるといいます。そんな地域に、競走馬の余生を見守る牧場「ノーザンレイク」はあるそうです。
日本中央競馬会(JRA)の元厩務(きゅうむ)員、川越靖幸さん(57)とパートナーで競馬ライターの佐々木祥恵さん(56)の2人は2020年、開いた牧場で、引退馬6頭がリラックスして過ごすそうです。
競走馬の世界で生涯を送れるのはごく一部。
けがや高齢で食肉などにされる馬が多数。
そんな「引退した馬を救いたい」という思いから、2人は牧場を開いたといいます。