火星に1年間住んでみよう…NASAが想定した実験開始
ANNnews
NASA(アメリカ航空宇宙局)は、将来の火星での暮らしを想定した居住施設を公開したそうです。この施設で1年間生活するという実験が始まります。
アメリカ・テキサス州にあるNASAの「ジョンソン宇宙センター」で公開されたのは、広さおよそ160平方メートルの3Dプリンターで作られた建物です。
今年6月から1年間、ボランティアの4人が閉ざされたこの施設で生活や実験をしながら過ごし、健康状態や閉鎖された環境で長期間暮らすことの影響などを調べるそうです。
施設には4つの個室のほかに、キッチンや野菜を育てる菜園などが備えられ、建物の外には火星の環境に似せて赤い砂が敷き詰められているといいます。
NASAは今回の実験で得られたデータなどを元に、2040年ごろまでに有人火星探査の実現を目指しているそうです。