ロシアのユキヒョウを救ったシンプルな方法
BBC News Japan
「山の幽霊」とも呼ばれているユキヒョウ。
推計によると、野生に生息しているのはわずか4000頭といい、絶滅の危機に瀕しているといいます。
ロシアのアルタイ山脈では、過去30年、仕事のない猟師がユキヒョウの狩りをしていたため、ほとんどのユキヒョウがいなくなってしまったといいます。
世界自然保護基金(WWF)は、ユキヒョウの保護に乗り出し、たどり着いた対策は、猟師を問題ではなく解決策にする方法でした。
2015年、WWFは猟師6人をユキヒョウ監視員に任命。
監視員は、センサー付きカメラでユキヒョウの写真を撮り報酬を得るというもので、撮影された写真は科学者の研究に役立ちました。
現在ではアルタイ山脈でもユキヒョウの数が増えてきているそうです。