「思い出の味」再び 熊本の名物ホットドッグ店、受け継がれる思い
毎日新聞
熊本県益城町の県道沿いで長年営業してきた「ホットドッグ四ツ葉」の営業を、熊本市でキッチンカーの製作・販売会社を営む村上舞さん(48)が受け継ぎ、名物の味を提供しているそうです。10月で1年を迎え、9月からは常設での販売も始めたといいます。
「四ツ葉」は、多くの人が「おじちゃん」と呼ぶ先代の男性(75)が1976年に開業。当時ホットドッグは珍しく、試行錯誤を経て辛さが後に残らないマスタードを開発。熊本市内と熊本空港を結ぶ県道沿いの空き地にワゴン車を置き、車内のガスオーブンで焼いた商品が人気を呼んだそうです。
しかし高齢などを理由に2021年3月での閉店を決意。同じ敷地内にキッチンカーを置いてカレーを販売していた村上さんが「何代にもわたって愛した常連さんがいる。私で良ければ継がせて」と頭を下げ、男性も45年続けた店を託すことを決めたといいます。