“絶対絶命”ひっくり返ったカメ ピンチ救ったのは...散歩中の犬
FNN PRIME
小笠原諸島・父島の境浦海岸で、けたたましく、ほえる犬。
そこには、犬の数倍はあろうかという、大きな生き物が横たわっていました。
ひれのような前脚と、だらんと伸びた首。
ひっくり返って動けなくなってしまった、アオウミガメです。
小笠原諸島は、日本で最大のアオウミガメの産卵地。
毎年5月から8月にかけて、多くのアオウミガメが卵を産みにやってくるといいます。
このカメも産卵のため上陸したところ、何らかの原因で、ひっくり返ってしまったとみられます。
そんな絶体絶命のピンチを救ったのが、犬でした。
砂浜での散歩中にウミガメを発見し、飼い主が小笠原海洋センターに連絡。
すぐにスタッフが駆けつけ、3人がかりでアオウミガメを元に戻したところ、アオウミガメは、ゆっくりと海に向かって歩き始めたそうです。
その時、カメを見守っていた犬が、飼い主の手を振りほどき、カメを追いかけるように走っていったそうです。