重なる苦難に負けず泳ぐ「鯉のぼり」 熊本県小国町の杖立温泉
産経ニュース
山あいの温泉街。あちこちで湯けむりが立ち上る風情ある街並み。
大分県との県境にある熊本県小国町の杖立温泉(つえたておんせん)で、新型コロナ感染拡大の影響で2年ぶりとなる春の風物詩「鯉のぼり祭り」が中心を流れる杖立川の空を彩っているそうです。
令和2年7月豪雨で杖立川が氾濫。川の両岸に建つ温泉街は約8メートルの堤防を越えた濁流が流れ込み、一時全館が休館するなど大きな被害を受けたといいます。
一部の川岸が崩落した影響で例年より500匹少ないものの、約3000匹が風に泳ぐ、迫力ある姿が見られるそうです。