コロナ終息、羅漢さんと願う
産経ニュース
世界遺産・厳島神社がある宮島(広島県廿日市市)で最古の寺の大聖院。境内には五百羅漢像が並び、石段を上る参拝者を出迎えるそうです。
平成18年の開創1200年祭で奉納された五百羅漢像。
手編みの帽子を被り、一体ずつ異なるさまざまな表情を浮かべています。
羅漢は仏道修行の聖人。
親しみを込め「羅漢さん」と呼んでいるそうです。
帽子は奉納の数年後、「暑い日差しや寒さから、頭を守ってあげたい」と信者から届くようになり、その後も増え続けてきたといいます。
帽子を編んで被せるのは、羅漢さんに施しをすることで、自身の心の安らぎを得て、恐れや不安を取り除く「布施行」の意味を持つといいます。