仲間を待つ「孤高のブナ」 足尾銅山 閉山50年(動画)

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仲間を待つ「孤高のブナ」 足尾銅山 閉山50年
産経ニュース

栃木県日光市の足尾銅山跡からほど近い中倉山。
山頂近くに高さは約12メートル、推定樹齢は125年以上とされる1本のブナの木が立つそうです。

足尾銅山の煙害を耐え抜き、いつしか「孤高のブナ」と呼ばれるそうになったそうです。

足尾で銅の鉱脈が見つかったのは江戸時代。
生産された銅が日本の近代化に貢献する一方、渡良瀬川の下流に銅山から広がった鉱毒が国内初の公害といわれる「足尾鉱毒事件」を引き起こしたといいます。足尾周辺でも製錬所が出す亜硫酸ガスで、周囲の山は草木が枯れ、はげ山になったそうです。

閉山から今年で50年。
国や地元のNPO法人「足尾に緑を育てる会」による活動で、これまでに約30万本が植樹されたといい、足尾の山に緑が戻りつつあるそうです。
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