静寂が見守る、人生いろいろ 京都・私設図書館
朝日新聞
京都・銀閣寺近くで開館48年目を迎える「私設図書館」を紹介しています。
築90年を超える木造民家を改装した2階建ては、ジブリ映画と見まごうばかりの和洋折衷、そこかしこに古風なランプがぼんやり灯っています。
閲覧室の天井近くには作り付けの本棚が並び、空間の大半を占めるのはガラス板で仕切られた机と椅子。紙やペンの音だけが響く静寂の中、老若男女がノートやパソコン、参考書に向き合っています。
館内は私語厳禁。コーヒーか紅茶1杯が付いて2時間260円の座席指定制。
大学の多い土地柄、客層の中心は、今も昔も、入学試験や資格試験などを控えた若者たち。深夜まで勉強する人の姿が絶えないといいます。