100万匹の輝き 「森のホタル」を守る 岩手・折爪岳
産経ニュース
岩手県二戸市、軽米町、九戸村にまたがる折爪岳(標高852・2メートル)。毎年7月中旬の夜、山頂付近では繁殖のためにヒメボタルの群れが発光しながら飛び回るといいます。
一帯には、100万匹以上が生息しているとされ、平成30年、「折爪岳のヒメボタル生息地」は県の天然記念物に指定されたそうです。
国内でよく知られるゲンジボタルやヘイケボタルは幼虫期を水中で過ごすが、一生を陸で過ごすヒメボタルは「森のホタル」と呼ばれ、光り方は、フラッシュのように時間と間隔が短いのが特徴だといいます。
地元では、県天然記念物指定を契機に、地域一丸でヒメボタルの保護と観賞環境の整備を進めてきたといいます。ヒメボタルは地域の宝。地域とホタル、双方が輝き続ける未来の姿を描いています。