オホーツク見守るカメの岬 知床半島・チャシコツ岬上遺跡
産経ニュース
北海道・知床半島からせり出すカメのような岩、チャシコツ崎の上にある「チャシコツ岬上遺跡」を紹介しています。
カメの“甲羅”には8~9世紀の「オホーツク人」の集落跡があり、昨年2月に「チャシコツ岬上遺跡」として国の史跡に指定されたそうです。
ここには31の竪穴住居跡、墓などが密集しており、海岸近くに集落を構え、漁労や海獣狩猟を生活の基盤としたといいます。
岬には以前から集落跡があることは知られていましたが、地元では「神聖な場所だから入ってはいけない」など言い伝えがあり、ほぼ手つかずの状態だったそうです。オホーツク海を見つめるカメのような岩が、1200年前の暮らしを伝えています。