市民の台所は戦争遺産 防空壕からの復興、佐世保「とんねる横丁」
産経ニュース
かつて軍港の町として栄えた長崎県佐世保市に、先の大戦で掘られた防空壕をそのまま店舗として利用する商店街「とんねる横丁」があるそうです。
岩山に掘られた8本の防空壕などに鮮魚店や居酒屋などが並びます。戦後、路上で営業していた露店が市の要請で壕に移ったのが商店街の始まりで、店舗の数に合わせて新たに穴が掘られたといいます。
店に入れてもらうと、湿気はこもりますが、外に比べひんやりと涼しいそうです。冬は暖かく、防空壕の中は意外にも快適だといいます。
焼け跡からの復興を見つめてきた「戦争遺産」でもある横丁で、市井の人々の営みは続いています。